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第23回解体工事雑学講座~アスベスト調査と除去:レベル区分と工程管理 ⚠️🧪~

みなさんこんにちは!
株式会社祐徳、更新担当の中西です。

 

アスベストは“有無の確認”で終わりません。レベル区分で対策と工期、費用が大きく変わるため、調査→計画→周知→実施→記録を一気通貫で設計することが不可欠です。本稿では、戸建〜中規模施設までに通用する現実解をまとめます。🧰

 

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1. 事前調査の進め方 🔍
• 図面・年式・材料名から疑義部位を抽出(吹付材・保温材・成形板・ボード類)。
• 目視+試料採取:想定範囲を過小にしない(二重貼り・改修履歴に注意)。
• 分析結果の反映:レベル1〜3の判定、工程の組み替え(先行除去か封じ込めか)。

 

2. レベル別対策の考え方 🧪
• レベル1(吹付材等):原則除去、負圧養生・集じん・入退室管理・個人防護。工期・費用への影響大。
• レベル2(保温材・断熱材等):除去または囲い込み。機械室・配管周りは動線確保が肝。
• レベル3(成形板等):適切な切断・取り外しと飛散防止。破砕を避け、湿潤化を徹底。

 

3. 近隣と関係者への周知 📣
• 工期・作業時間・高リスク時間帯を明記。
• 監視測定の実施、緊急時連絡フロー。
• 掲示・チラシは平易な言葉と図解で不安を下げる。📝

 

4. 記録とマニフェスト 📸
• 除去量の写真・袋数・重量を一致させる。
• 二重袋・ラベル・保管場所の管理台帳。
• 収集運搬・最終処分までの追跡を残す。

 

5. 事例:1978年竣工・学校校舎の天井材 🏫
• 吹付材の一部改修有。試料採取で含有判明。
• 夜間に負圧ゾーンを設け、動線分離。翌朝の授業に影響しない工程へ。
• 作業中は連続測定、結果を掲示板とWEBで周知。

 

6. まとめ ✨
アスベストは段取りと透明性が鍵。科学的根拠と記録があれば、関係者の不安は最小化できます。次回は木造住宅の解体を“静か・きれい・早い”の型で解説。🏠

 

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